成長できた2週間
今回島キャンに参加しようと思ったのは「島に行ってみたい」「島での働き方を見てみたい」というのが大きな理由でした。
また、与論町役場商工観光課を選んだ理由は、一時期公務員を考えていたので、役場で就業したいと思っていたのと、映画「めがね」が好きでその撮影地の与論島が選択肢にあったので、行ってみたいと思い志望しました。
しかし、他の島キャン生と比べて私は、明確な意志もないし、語れるほどのやりたいこと、取り組んできたこともないので正直とても不安でした。
商工観光課の方達の働き方は、私の想像していた「公務員」とは異なりました。
仕事内容はデスクワークからドローン撮影など様々で、職場の雰囲気も良く、良い意味で堅過ぎず、しっかり仕事をこなして、でも飲み会になると全力で楽しみ、こんなに楽しそうな大人っているのだと驚きました。
また、就業中にRESTART大学という、起業したい若者向けのイベントに参加させていただきました。講師の方は趣味が仕事になった方々で、私は好きなことを仕事にできているのは一部の限られた人だと思っていたので、実際に面と向かってお話をして、不可能じゃないのだと気付けたのは大きな収穫でした。
参加者の方々もそれぞれやりたいことがあって、アクティブに活動されている方ばかりでとても刺激を受けました。
就業期間の中で、第1タームの島キャン生が作成した「ヨロン8K動画」のモデルコースをwebに上げたり、十五夜踊りの見学をしたり、いくつかのお仕事をさせていただきました。
その中で私が一番力を入れたのが「ヨロン8K動画」のモデルコースの資料作成です。
パソコンとにらめっこの時間も長く、集中力が切れてしまうこともあり、何が良いのかわからなくなったり、悩みながらなんとか作成しました。
完璧とは言えませんが、最終的には2週間を通してひとつのものを仕上げられたので達成感があり、とても良い経験になりました。
不安の中始まった2週間でしたが、帰ってきてから思うのが本当に楽しかった、ということです。
もちろん悩んだこともあり、反省することもあり、全てが全て楽しかったというわけではありません。
しかし、与論島で体験したこと全てが、人生経験になり社会勉強になり、成長することができたと思っています。
今まで「働く」ということが、漠然とこわくて仕方がなく、やりたいことも理由をつけて自分には無理だろうと諦めていましたが、島キャンに参加して自分が大切にしたいものが見つかり、やりたいことに挑戦しようと思えました。