奄美の思い出は黒糖とともに
奄美大島滞在2週間の間、実際に働いたのは10日にも満たないすごく短い期間でしたが、奄美大島開運酒造さんにて黒糖焼酎"れんと"作りのお手伝いをさせていただきました。
なんといっても印象に残ったのは、一箱あたり30kgもの黒糖をかまえる作業です。コンテナに200ケースほど積まれて搬入された黒糖たちを外に出し、工場内に積んでいく、また、それを溶解させるためのタンクに投入していく作業が最初にあります。これがまあキツい。でも辛くはないのです。働かれている方々が優しく楽しく接してくださいながらお仕事ができるので。後に力こぶが一回りは大きくなったと思えるほどに腕が鍛えられる作業です。腕がパンパンになりすぎてスマホをいじるのが億劫になる程。これはスマホ世代現代っ子にとっては良いことであると思えます。
手間に思えるような行動も後々の作業のことを考えると効率の良いことであるものがあったりと、「働きながら先のことを考えた行動」が大切であると深く認識できました。
瓶詰め工程のお仕事もやらせていただきました。瓶を並べたり、箱詰めしたり、お片付けしたり。機械化が進み1日あたりの生産量が格段に増えたとのことです。それでも瓶に傷はないか、ゴミが混入していないか、など細かく大切な作業は、人の目による確認をしていました。
テキパキと且つ丁寧に仕事をすることがいかに大切で大変なことなのか、身をもって体感できました。
冬でも10度以上はあるという奄美大島。そんな奄美も住みだして1年目は冬が暖かいという新参者たち。2年目には寒いと思うとはつゆ知らず。集落ごとで天気が異なる奄美大島。トンネルを抜けたら雨が降っている、トンネルを抜けたら晴れ(曇っ)ている、なんてことがあるみたいです。実際ありました。
お祭りもある奄美大島。八月踊りに突然伺い、踊りに混ぜてくださる優しい方がいました。覚えるころには踊りが変わり、難しかったですが素敵な体験ができました。カフェに行った時に店主さんが話しかけてくださり、「島キャンで〜」と伝えると、「あぁ〜」となる島キャンの顔の広さは流石の一言です。
夜はあたたかく過ごしやすく、街灯が少ない事もあり、星空がすごく綺麗に見えます。どれがどの星座なのかわからなくなるほどに。それが普通の生活になっていました。そのため、都内に戻って数日は、空を見るとがっかりしてしまいました。
レポートを書く上でこれを言ったらお終いかもしれませんが、
奄美の魅力は実際に足を踏み入れて体感してください。
その際"島キャン生"として訪れることで島の方との交流がよりできると思います。