島キャン実施レポート

故郷以外に帰りたい場所、持っていますか?

2019年夏 喜界島
十兵衛
8/15~8/28
神戸山手大学/現代社会学部  宇治野弘奈
思い出を届けるはずが、貰ってばかりでした。
島の居酒屋について
キッチンの中もとても広く、みんなでワイワイ仕事をしていました!

私は今までに、居酒屋で働いた経験があり、人と接したり、今まで知らなかったことを知ることがができる飲食業が好きです。島では都会にはない何かがあるのではと思い、十兵衛を選びました。場所は空港近くにあり、店の中はカウンター席が数席、個室が大小6部屋とかなり広めのお店でした。驚いたのが、ほぼ毎日のように団体予約が入っていることでした。綾さん(店長の奥さん)は、「なにより、島の人と交流をどんどんして欲しい。」と言ってくださり、私が1番したかったことでもあったため、とても嬉しかったです。

その通りにたくさん交流することができます。来ていただくお客様一人一人に挨拶をするところから始めました。すると、声をかけてくれるお客様もいらっしゃったりして、すぐに話の輪が広がりました。島キャンのことを知ってくださってるお客様も意外と多く、島のことをたくさん話してくれました。そのような交流がたくさんできて、本当によかったと思います。十兵衛は、昼は定食屋、夜は居酒屋です。メニューは、中華料理専門の康之さん(店長)が作るもので、種類は本当に沢山あります。居酒屋定番メニューから、島の郷土料理もたくさんあります。どのお客様も、口を揃えて美味しいという絶品です。

島キャンでの飲食業をもっとアピールしたい!!
どの味も、忘れられない最高のものでした!

島キャンの就業先のなかで、飲食業はあまり人気がないと聞きました。島じゃなくてもできるから。との理由が多いそうです。

ですが!!!!!

そんな人にぜひ知ってもらいたい島だからこその飲食業の魅力がいっぱいあります!!

その①:島の人とたくさん交流したい!と思っている人は必見!!!
先程も書きましたが、毎日たくさんの島の人が来店されます。どのお客様も優しい方ばかりで、大歓迎してくれました。すぐに話の輪も広がり、色んなことをお話できますよ!

その②:飲食経験があれば、経験を活かしてすぐに馴染める!
就職先を飲食関係に進む方や普段のアルバイトなどの、スキルアップにも繋がります。
都会とは違って、ハンディ(注文を受けるための携帯型端末)で操作などはしないが、たくさんのオーダーが入るので、いつもとは違った接客の仕方が学べました!

その③【郷土料理や美味しいご飯を間近で体験できる!!】
郷土料理を提供しているので、見たことないものを知ったり、見たり、食べたりすることができるかも!?
日々頑張っている分、特別に美味しい賄いが貰えるかもしれませんよ!?

「喜界島ってどこ?」から、「絶対帰ってくる」へ
共通休日で第2タームのみんなとサトウキビの一本道で記念撮影!1番のお気に入りの写真です!!

就業先が喜界島に決定となった時、「喜界島ってどこにあるの?」と、地図アプリで検索したところから始まりました。

実際に行くと、島の端から端まで車で30分くらいでいける小さな島でした。どんな2週間になるのだろうと思いました。
蓋を開けてみると、1日1日全く違った日々が待っていました。とても充実していて、2週間は本当にあっという間に終わってしまいました。
毎日の振り返りとして日報を提出していましたが、1000文字を超えてしまって、投稿できなくなる日もある程(毎日同じ仕事をしているはずなのに)充実していました。

キックオフではじめて出会った他の就業先の仲間たちとも再会したり、島キャンではない理由で来島した同世代の大学生とも交流ができたり、第2タームの子達だけではなく、第1ターム、第3タームの子達とも出会うことができました。そんな思いがけない毎日が、本当に最高に楽しかったです。

最後には、島を離れたくない寂しさから、号泣してしまいました(笑)。船から大声でたくさん叫んだことも(笑)
「またいつでも帰っておいでね」「また絶対帰ってくるね」というやり取りが忘れられません。そんな最高の思い出を、たくさんくれた喜界島をぜひ色んな人に知ってもらいたい。もっと広めたいと思いました。遠いところからですが、すこしでも発信していきたいと思います。

街頭1つないさとうきび畑で見た星は最高です!
みんなで食べたマンゴーは絶品!
ガジュマルの木をみんなで囲んで撮影!