与論での2週間
「島の人はいい意味で自由に働いているなぁ」というのが一番の印象だった。よく、島の人の「はたらく」は生活の一部だということを聞いていたが、まさにそのとおりだと思った。
二週間の中で就業先である観光協会の方だけではなく、様々な職種の人と話をする機会があったが、その中で島での働き方は以前よりも増えたと伺った。今後、更に島での仕事のあり方は変わっていくのだと感じた。
与論は奄美群島の中でも小さい島であるが、島はいくつかの地域に分かれている。なので、一概に「島の人は○○だ」と言い切れることはできないが、総じてフレンドリーな人が多かったように思える。年齢や性別に関わらず、多くの方に親しくしていただいたことが印象的だった。
あとは意外とスマホやパソコンに慣れている人が多かった気がする。地元のじいさんばあさんよりは確実にスマホを使いこなしていた。島なので新しい文化がなかなか入ってこないのだろうと思っていたが、そうでもなかった。
島の生活を終えてみて、与論はまたいつか必ず訪れたい場所だと思っている。第二のふるさと、というと大げさかもしれないが、自分にとってそれくらい大きな存在になった。
島の方で特に印象に残っている方がいる。就業先でお世話になった親方と呼ばれる方だ。親方は徐々に仕事が慣れてきた私達をたくさん褒めてくれた。いくつになっても、人のいいところを見つけて褒められる人でありたいなと親方を見て思った。またいつか必ず会いに行きたい。
もちろん出会ったのは親方だけではない。次に島の人に会うときは成長した自分を見せられるように、日々頑張っていきたいと思う。