島キャンを通して
私は旅行が好きで、以前から観光業、特にリゾートホテルでの業務に携わってみたいと考えていたため、島キャンに参加しました。
ホテルでの仕事は華やかなイメージがありましたが、実際に体験してみると地味な作業が多く、はじめは戸惑いました。
しかし、スタッフの方々が、“お客様に喜んでいただくためにがんばっている”姿を見て、私もがんばろうと思いました。
「はたらく」ということは、もちろん生きていくためのお金を稼ぐことでもあるけれど、ホテルのスタッフの方々はそれ以上に、誰かの喜ぶ姿がみたい・誰かの役に立ちたい、という気持ちをもってやっているということがわかり、とてもかっこよかったです。
私も、そういうはたらき方をしたいです。
奄美大島で暮らしてみて、私がこの島の1番の魅力だと思った点は、「人のあたたかさ」です。
仕事が終わり、ひとりで奄美の綺麗な星空を眺めていると、ホテルのスタッフの方が来て、いろいろなお話を聞かせてくださいました。
仕事が終わって疲れているのに、その人は1時間ほど星を見るのに付き合ってくださいました。
また、バスに乗っているときに、乗り換えのバス停がわからなくて困っていると、近くに座っていた方が一緒にバスを降りて、バス停まで連れていってくださいました。
その他にも、たくさんのあたたかい人たちに出会いました。島で出会った人たちのように、私もあたたかい人になりたいです!
島では、本当にたくさんの人たちに出会いました。
サーフィンが好きで、奄美の海の波に乗りたくて島に来た人、魚が好きで、真珠の養殖業に携わり毎日たくさんの魚を見ている人・・・いろいろな生き方があるな、と思いました。みんなそれぞれ自分の好きなこと・やりたいことのために暮らしていて、心にゆとりがあるからか、島に流れる時間はゆったりとしているような気がしました。
島で暮らす人たちは自由な人が多いから、また島に行ったときに会えるとは限らない。一生に一度の出会い、まさに一期一会な島暮らし。ひとつひとつの出会いを大切にして、感謝したいと思いました。