島キャン実施レポート

与論で学んだこと

2018年夏 与論島
Sea Spunky
8/29-9/11
亜細亜大学/経営学部  ☻
島キャンでの忘れられない日々
働く理由
百合ヶ浜🍹

干潮時に現れる百合ヶ浜でドリンクを販売する仕事をした。天候に左右される仕事だったので海の状況を見たり、同業者と連絡を取り合い、百合ヶ浜の情報を得ていた。天気や浜の状態が売上に大きく関わってくるのでとても重要な作業だ。

私は、今まで生きてゆくために働くと考えていたけれど、今回、地域の特性を生かした仕事を体験してみて、働くことについての考え方が変わった。島の皆さんは、とても楽しそうに仕事をしていて、積極的に島の人から話しかけたり、写真を撮ってあげたり、観光客に与論を楽しんでもらいたいという気持ちが伝わってきた。これらはお金が発生するものではないけれど、誇りに思うものや大好きなもののために働くという考え方もあると思った。お客さんにとってこの経験が素晴らしいものになったらリピーターになったり、知り合いに勧めたり与論に訪れてもらうきっかけになるかもしれない。お金を稼ぐことも大切だけど私の誇りに思うことや大好きなことをもう一度考えてみようと思った。

地元愛
与論島の星空☆

私は島出身で地域活性化に興味があったので島キャンに参加した。自分自身の経験上、住み続けると嫌な面が見えてくると思っていたため初日に歓迎会を開いてもらった時、ネガティブな言葉がほとんど出てこなかったことに驚いた。逆に与論のいいところや来てくれてありがとうという感謝の言葉を何度も言ってくれていたことが印象に残っている。島の中では与論Tシャツを着ている人をよく見かけたり、一度島を出たけれど帰ってきたという人も多かった。観光客と同じくらいの気持ちで、島に住んでいる人が与論島を楽しんでいる印象が強かった。この地元愛が今多くの観光客を呼び込んでいるのではないかと感じた。

また、ホームページやガイドマップもとても見やすくまとまっていたり、道が分かりやすいようにガイドマップとリンクした看板が島中に立っていたり、地域を盛り上げるための努力が至る所から感じられた。

そして、島の人にとっては当たり前と話していたサンゴでできた道や、満天の星空は、島外から来た人たちにとっては珍しく、興味を引くので、大切な観光資源となっている。当たり前の景色や物に価値を見つけるのは難しいことだが、観光客の力を借りるのも一つの手ではないだろうか。

島キャンを通して学んだこと
最終日の朝日🌅

島キャンに参加して、働くことや地域のこと以外にもたくさんのことを学ぶことができた。

例えば、与論での環境改善の活動を通して、日本と世界との環境問題への取り組み方の違いについてお話を聞くことで、今どの程度の被害が出ているのか知ることができた。また、海に関連したポスターを制作するワークショップに参加して、地元のいいところを考えながら情報発信をすることもできると気付くことができた。

さらに自分の考え方を広げることにもつながったと思っている。なぜなら、私は今、観光について学んでいて、島キャンに参加してみて、観光にも自分が思っている以上に様々な仕事や関わり方があると知ることができたからだ。実際に経験してみることで、自分で感じたこと、地元の人が感じていること、一緒に行った島キャン生が感じていることなど、たくさんの考えが共有できた。そして自分の進路だけではなく、たくさんの人と出会うことの楽しさも知ることができた。

貴重な2週間で学んだことを学生生活だけでなく、これからの人生にも役立てていきたい。

休日にSUP体験🏄‍♀️透明度が高く浮いているみたい!
(わかりにくいですが)とても大きなカメと会わせてもらいました🐢
プリシアリゾートからの夕日🔅沈む瞬間をみんなで見ました!