さらに大好きになりました。
リリーファーム安田での主な仕事は、沖永良部島のビーチの中で人気な、「ワンジョビーチ」でのかき氷販売でした。また、島キャン期間後半は安田さんの畑で農作業をしました。
ワンジョビーチでのかき氷販売は、自分たちでテントを立て、かき氷器の準備をして、お客さんを呼び込みながら販売しました。最初の方は、お客さんを呼ぶこむのが上手くいかず、売上もあまりよくありませんでした。そこで、どうすれば売り上げが上がるのか、お客さんを多く呼び込むことができるのかを考えてみました。そして、お世話になっている安田さんにもアドバイスをいただきました。
売り上げを伸ばすために大切なことは積極的になることと、会話を楽しむことでした。
かき氷売り場の前を通る人たちに積極的に声掛けをすること。特にその中でも小さな子供を連れている家族連れに声をかけていきました。「かき氷おいしいよ~!」「泳ぎ終わったらかき氷食べに来てください!」など、子供たちに笑顔で優しく声をかけ始めたところ、子供たちも「食べたい!」と言ってくれました。「泳ぎ終わったら買いに来るね」と言ってくれるお母さんやお父さんもいました。家族連れ、子供たちに積極的に声をかけていくことで、かき氷を買いに来てくれる方がとても多くなりました。
また、買いに来てくれたお客さんとの会話も楽しみました。子供たちに「海でたくさん泳いだ?」など話しかけてみると、「うん!楽しかったよ!」と笑顔で楽しそうに話してくれたのがとてもうれしかったです。地元のお母さん方にも、「どこから来たの?」「いつまでかき氷売ってるの?」と、たくさん話しかけていただきました。観光客の方もいて、私たちがまだ回っていない沖永良部のオススメの場所なども教えてくれました。日が経つにつれてかき氷の売り上げも伸びていき、仕事が楽しくなっていきました。
とにかく、ここでは知らない人でも積極的に会話をして楽しむことが大切でした。また、たくさんの出会いがあり、新しい発見があり、地元の方の温かさを知ることができました。
島キャン期間の後半は、安田さん家の畑作業をしました。落花生の収穫、畑の黒いビニールシートをはがす作業や、草取りをしました。私は農作業というものをやったことがなく、経験してみたいと思い、就業先をリリーファーム安田に決めました。実際に農作業をしてみると、想像しているよりとても大変でした。
落花生を収穫するときは、すべてが初めての体験でした。茎を見たのも、落花生自体が根っこに付いていることも初めて知りました。根っこの方をもって一気に引き抜くのがコツでした。最初何回かやってもうまくいきませんでしたが、回数を重ねるごとにコツをつかんで、落花生を一気にたくさんとることができました。安田さんにも、「上手!」と言ってもらえたのがとてもうれしかったです。
ほかの作業も実際のところ、とても大変でした。しかし、すべての農作業を終えると、体力がついたのはもちろん、達成感や忍耐力、精神面で強くなれた気がします。草取りをやっているとき、こんなところに生えるの?!といったところにも雑草が生えていて、抜いても抜いてもなかなか抜けないということがありました。何回もその雑草に立ちはだかったとき、ふと私は「こんな風にどこでも強く生き抜けるような雑草になりたい」とも思いました。やってみないとわからないことが、まだまだあるなと感じさせられました。とても大変だったけど、このつらさを体験できてよかったと心から思いました。
"島で働く"ということを経験して私は、今までより積極的になれた気がします。ここで体験したことを必ずこれからの人生に活かしていきたいと思います。
沖永良部島は、人口約1万4千人。車で島一周するのに3~4時間と、とてもこじんまりとした島です。私たちも自分たちで車をだして休みを利用し、島をほぼ一周しました。観光地がたくさんあり、どこの景色を撮っても絵になりました。美味しいカレー屋さんや、海が見える喫茶店、和泊町を一望できる越山。全てが私にとって癒しで、最高な時間でした。
また、島のイベントや、飲み会も誘っていただき、たくさんの方とお話しすることができました。その中でも、私が1番印象に残っているのは「うぶすな祭り」です。お祭りが開催されている小学校には、ヤギ汁や焼きそば、焼き鳥などが売られていて、たくさんの方で賑わっていました。ラムネ一気飲み対決では、島キャン生全員で出場し、挨拶させていただくことができました。急なお願いだったにも関わらず、役場の方が快く受け入れてくださり、とても嬉しかったです。
小さなお祭りに、地域の人たちが同じ場所に集まって焼きそばを食べたり、盆踊りを一緒に踊ったりしているのを見て、とてもほっこりしました。そして、懐かしい気分になりました。私も小さい頃は地域のお祭りによく行っていましたが、最近ではお祭りが無くなってきていて、そういう場所に行く機会が少なくなりました。こういう時代だからこそ、地域でやる小さなお祭りは、今後も続けていってほしいと強く思いました。島のお祭りはとても楽しくて温かかったです。
もともと、島が好きで島キャンに参加しました。行った後思うことは、前よりもさらに島が大好きになったということです。お世話になった安田さん、島の方々、島キャン生との出会いが私を強くしてくれた気がします。これからもこの出会いで得たものを、将来に役立たせたいと思いました。
また島キャン生とえらぶに行きます! えらぶが大好きです。
就業期間最終日は、安田さん家の畑作業をした後、夜ご飯をおじちゃんとおばちゃんと一緒に食べました。また、草取りをして汗だくになった後に、釜風呂を用意してくださって浸からせてもらいました。初めての釜風呂。最高でした。畑作業で疲れ切った体を汗とともに全て流してさっぱりさせてもらいました!初めての体験に感動。
また、みんなで食べる夜ご飯が最高に美味しかったです。安田さん家の庭にある、安田さんが手作りで作られた古民家風の場所でご飯を食べました。刺身や豚足、鶏飯と味噌汁と、全ておばちゃんの手作りで、どれもとても美味しかったです。
古民家での食事をしながら、夜風に当たり、おじちゃんとおばちゃんの話をたくさん聞くことができました。これぞ、島でしかできない体験だと思いました。