チュラサイ！ヨロン！！

　自分は、普段大学では保健体育の教員免許を取得するための勉強をなんとなく過ごしていて、このままではよくない何かに挑戦してみたいと思っていた時、インスタの広告で初めて島キャンという事業があることについて知りました。この当時、自分は趣味でカメラをやっていたのと将来何がしたいのか全く決まっていなかったので、島で写真を撮りながらたくさんの経験ができる、「一石二鳥だ！！」という思いから島キャンに参加してみようと決めました。今回、自分は複合型のインターンの就業先に行かせていただき、主に皆田海岸でのガイドツアーの補助、アップサイクルの業務を行いました。一日目からSUPのガイドツアーが入っていましたが、一日目はSUPにのることが初めてだった為、お客様と一緒にりょーヤカ（SUPヨロンの方）のSUPツアーを全力で楽しませてもらいました。しかし、乗ることはできたものの周りを見る余裕はあるわけもなく、お客様の安全を確保したり、サポートできるか少し不安でした。４回目ぐらいからは少しずつSUPに乗ることにも慣れてきてお客様とアドバイスや後半の方では自分の好きな場所などのコミュニケーションのども楽しむことが出来、ツアー後島であった時に、声をかけてくださったのがとてもうれしかったです。島で2週間働いていく中で難しいと感じたことは自分の就業先も含め、離島全般で言えることかもしれませんが漁業やマリンスポーツなど自然の影響を受ける職業が多いことです。自分の就業先では今回自分でツアーの時間を設定することはなかったのですが、毎日海の状況を見てツアーの時間を変更されていたりなど、業務内容は異なっていても出勤時間がほとんど変わらない都市部の企業とは違い、変化が多いというのが難しい点だと思いました。だからこそ毎日が作業になるのではなく、どうしたらこのとても綺麗な海を１００％楽しんでもらうことが出来るのかを考えることが出来達成感も同時に味わうことが出来ました。また、自分は何か一つ突出した何かを持っていないとこれからはいけないと感じていましたが、島での生活の中で、突出したものが無くても、いろんなことをオールマイティにこなせる人材というのも必要という事を学ぶことができ、新たな価値観にも触れることが出来ました。

　今回就業した与論島は、鹿児島県の最南端に位置する島一周が２３ｋｍほどのとても小さな島です。鹿児島県ですが距離的に沖縄の方が近かったり、島民約５０００人に対して牛の数が５５００頭いたり面白い島でもあります。この与論島の特徴と言えば、まず何といっても島全方向に広がる絶景の数々。海が好きで、趣味でカメラをしている私には最高の島でした。ヨロン港に到着したフェリーから一歩踏みだした瞬間、目の中にこれまでに見たことが無いほど綺麗なヨロンブルーの海が広がっていました。海が綺麗すぎる！！星の砂で有名な百合が浜には、今回台風の影響で陸が出ることはなかったので上陸はできませんでしたが、朝日や夕日、マリンスポーツなどヨロンの海を楽しむ方法はたくさんあり満喫することが出来ます。もう一つ私が感動したのは、夜空です。夜空と言ったら星空？？と思った方もいると思います。大正解です！！(笑)茶花海岸あたり以外では街灯が無く、天然のプラネタリウムが空いっぱいに広がっており、天の川や流れ星を見ることが出来ます。海岸などで見れば、汚れる覚悟が必要ですが、砂浜に寝ころびながら、打ち寄せる波の音、風と一緒に楽しむことが出来るのでお勧めです。ですがこれだけではなく月にも感動したんです。普段都会で生活している人は絶対感動すると思います。新月と満月でこれほど明るさが変わるのかと月の明るさ、満ち欠けにとても感動しました。与論島の景色はこれまでで印象に残る景色ばかりでした。

　これまでは自然の事ばかり話してきましたが、島の方の温かみにもたくさん触れることが出来ました。インターン５日目から３日間ヨロン未来フェスというイベントの運営側として参加させていただいた懇親会の時にたくさんの島の方とお話しする機会を設けていただけて、そこで仲良くなった島の方に休みの日に海に連れていてもらったり、その人知ってるから紹介してあげるねと言っていただいたり、夜ご飯店の前で入ろうとしたときに、「一人か？一緒にどうや？」と誘ってもらったり島の方のやさしさにたくさん触れることが出来ました。島の方は、気さくな方が多くて、なんか人を引き付ける魅力のオーラを放ってる人が多いと感じました。(笑)

与論島で経験したすべての事をかけたわけではないですが、本当に島キャンに参加してよかった。与論島を選んでよかった。と思える最高の経験することが出来ました！！また絶対与論島に帰りたいと思います。