私が就業させていただいた「TANDY MARINE」では、幻の浜、百合ヶ浜とヨロンの美しく透き通った海を味わってもらうために、安全第一に最高のサービスを提供している。主な仕事は、ビーチのセッティングやシュノーケリングセットの貸し出し、supの準備、百合ヶ浜での観光案内など様々である。これらのお仕事をしながら、よく考えたのは、どうしたらお客様に楽しんでもらうかだ。まず大前提として、清潔性が求められる。これはボスの鬼塚さんがよくおっしゃっていた社訓のひとつだ。草むしりやバスの清掃をおこない、仕事場をきれいにすることを常に心がけた。また、お客様に楽しんでもらうためには、笑顔と積極的なコミュニケーションは欠かせない。百合ヶ浜での星の砂の取り方の説明や、写真撮影の声掛けなど、ぎこちない笑顔で積極的に対応した。
「TANDY MARINE」では、このような仕事をほぼ年中無休でおこなう。鬼塚さんは、「毎日働いていると、どうしても働きたくないと感じる日がある。そんな時に何か好きなものを飲んだり、食べたり、音楽を聞いたりすることで気分を切り替えて、仕事に向かう」とおっしゃっていた。お客様に期待以上のサービスを提供するには、無理矢理にも笑顔を作らなければならない。そのためには自分が笑顔になれることをして、気分を切り替えていく必要があることを学んだ。
以上のことは、何も島の仕事に限ったことではない。どれも将来働いていく上で必要なことだと思った。鬼塚さんに教わったことに加えて、この島キャンを通して学習したことを忘れずに、今後の人生に活かしていけたらなと思う。