好きな島 喜界島
私が就業した「ダイビングショップBEGLAD」は、私がいる期間のお客さんが0人でした。0人と伝えられた時、就業した意味がないと思うと同時に、これからどうしようという不安もありました。最初の1日目はその不安のまま過ごし、その気持ちのまま2日目が始まったとき、第2タームの人が残してくれたサンゴを使って、何かしてほしいと言われたので、私はそれを使い、お店の看板を作ろうと思いました。看板づくりが進んでいき、私は、島キャン・キックオフミーティングで言っていた「お仕事がないときは、自分で作る」という言葉を思い出しました。今の私と同じ状況だと思い、もしかして今私がやっていることも、一つのお仕事なのでは、と思いました。そう思うと、このお 店がより良くなるようなお仕事をしようと思うようになりました。
それからの私は、ないなら仕事を探す、でも自分ができる範囲で働く。このお店のことを考えながら仕事をする。このように考えたら働く意欲も増しました。仕事がないからこそ、自分で働く楽しさもあると思いました。バイトでは味わえない"はたらく"の意味を考えられたと思いました。
喜界島の人は、人と人の繋がりが強いと思いました。
1つ目の理由としては、スーパーに行くと知り合いが。車を運転していると知り合いが。ご飯屋さんに行ったら知り合いが。どこに行っても必ず1人は知り合いがいるのです。知り合いの人数がとても多いと思いました。2つ目の理由は、年上の方を「〜兄、〜姉」と呼ぶことです。「〜さん」で呼ぶよりも親近感がわき、他人行儀じゃない言い方がとても良いと感じました。3つ目の理由は、タクシーを呼ぶときに住所ではなく町名と名前を言うだけでタクシーが来たことです。家がすぐにわかるくらい繋がりの強い島なのだと思いました。
島の方はみんな知り合いにあった時に知らないふりをせず挨拶をしていました。当たり前のことだけどとても素晴らしいと思いました。島の人の繋がりが強い理由がわかった気がします。
喜界島の綺麗な景色を聞くと、大体の人が海が綺麗な景色と言います。確かに喜界島の海はエメラルドグリーンで、私が想像していたものと一緒で、写真や絵の世界みたいだと思うぐらい綺麗です。私も喜界島の海が好きです。
ですが、私は喜界島の空がとても綺麗な景色だと思います。なぜかというと、私が喜界島に着いた時に、最初に抱いた印象が、空が綺麗だと思ったからです。私の地元では高い建物が多く、空を見ても高い建物が邪魔をして、空の一部分しか見えないのです。ですが喜界島では、ふと顔を上げるだけで空が一面に広がります。その日その日で雲が違ったり、海とは違う青色がみれます。島の人に、「空、綺麗ですね」と言うと、喜界島は、サンゴが隆起してできた島で島自体が平坦な土地で、山もなく遮るものがないからと言っていました。さらにその方は、色々な島を行ってみて喜界島の空が1番綺麗と言っていました。私は喜界島しか行ったことがないけれど、そう思います!
喜界島に行ったときには、海もいいけど、空も意識して見てみるのも楽しいので、ぜひ見てほしいです。