違いを知る

島キャン宣伝部に掲載いただけるよう、お店に飛び込み営業をおこないました。初めての経験で、全く上手くいかず、最後の最後まで大苦戦。結局一つも契約を取ることはできませんでしたが、良い経験だったと今は思います。この経験で、人とのコミュニケーションの難しさを思い知らされましたが、本当にたくさんの人に触れることができました。

うまくいかないことの連続でしたが、誰よりも奄美大島を歩き回り、たくさんの人と自然に触れたと、私は思っています。

よく日本は、小さな島国と言われます。でも、奄美へ実際に行って生活する中で、同じ日本でも全然違います。人柄や土地、自然は数え切れないほどの違いがあります。大阪で生まれ育った私は、上京した時も、土地柄の違いを感じましたが、その時とはまた違う感覚でした。普段は時間に追われて生活し、１日があっという間に終わってしまいます。しかし、奄美大島の時間は本当にゆっくり流れていて、人と人の距離も近い。都会で生まれ育ち、生活している私にはとても新鮮でした。

また、これほど自然に触れる機会も今までありませんでした。少し歩けば海があり、綺麗に夕日が見える。急な雨に降られることもあり、毎日毎日自然を感じました。同じ日本なのに、東京や大阪はビルやマンションばかり。小さい国の中に、たくさんの違う景色があると知り、日本の大きさをしみじみと感じた２週間でした。

この２週間、本当にたくさんの人と出会いました。

最終日には、島の人にオススメの場所に連れて行ってもらいました。私の大好きな駐車場のお父さん！

島の人たちのあたりまえと、私のあたりまえの違い。静かな海や綺麗な夕日。私たちの普段の生活では知りえない世界がたくさんありました。逆に言えば、ずっと島に住んでいる人は、都会の日常の世界を知りません。言葉ではうまく言えませんが、この違いを感じることができたのは、思い切って奄美に行ってみたからこそだと思います。大きなことを成し遂げたわけではないですが、新しい知らない土地に飛び込んで良かったと思います。