島キャン実施レポート

与論島で働くということ

2018年夏 与論島
ヨロン島観光協会
8/15~8/28
日本大学/経済学部  小澤 悠真
7年ぶりに与論島を訪れて
臨機応変な対応が求められる島での仕事
写真のようなデスクワークだけでなく本当に色々な仕事をしました。

島で働くということには一言で言い表せない難しさがありました。

なぜなら、自然の影響を受け、計画通りに仕事に取り組めないことが多々あるからです。

与論に行く前の自分は、観光協会の仕事ということで、情報発信が主な仕事だと考えていました。

しかし、いざ島に行ってみると、資料館の展示コーナーの改修やマリンスポーツイベントへの参加など、本当に様々な仕事が待っていました。

上記のような仕事をして行く中で臨機応変な対応、また2つ以上の仕事を同時進行でおこなうこともあり、対応力や効率のよい働き方を学ぶことができました。

島は働き手が足りていない!
与論の夏祭りは青年団の方が本業の傍企画、運営しています。

与論での2週間で島の人から何度か「仕事はあるのに働く人がいない」という話を聞きました。

自分が展示コーナーの改修の際、一緒に仕事をさせて頂いた方も、農業をやっているのにも関わらず家具職人をしていたこともあり、展示台を作ったり、台風の対策で島を回ったりしていました。

さらには、飲食店と別の仕事を兼業しているため、2週間の滞在で1度しか食べることのできなかったお店もありました。

その他にも夏祭りを青年団の方が仕事の傍、企画、運営そして片付けなどもおこなっています。

島についてあまり詳しくない人は「島では働くところが少ないから」と言いますが、そんなことはありませんでした。

働くところはあります。しかし、家族を養っていくだけの仕事があるかというと、あるとは言い切れないことが問題だと感じました。

こう言った問題はまず島を訪れないとわからないことだと思います。

ですので少しでも多くの人に与論島を訪れてもらいたいと思います。

新しい出会いと変わらない良さ
お世話になったカフェの方と。

サブタイトルでも述べた通り、私は7年ぶりに与論島を訪れました。

前回は中学1年生の時、地元の中学生を集めておこなわれる研修で島に来て、人の温かさ、自然の美しさを感じました。

今回も人の温かさ、自然の美しさを再確認するとともに、新たな出会いを楽しみました。

居酒屋で仲良くなった島の人、毎朝カフェでおしゃべりをした人、マリンスポーツイベントで仲良くなった小・中学生。

就業中に話した観光客の方、更には去年の島キャン生も、2週間で他にも数えきれないほどの出会いがあり、そのどれもがかけがえのないものでした。

今の時代だからこそ、こう言った出会いが大切なのではないでしょうか。

また今回のような温かい出会いや、出会った人との再会を求めて、この島に戻ってきたいと思います。

与論のビーチで私が一番好きなウドノスビーチ。
与論の絶景は海だけではありません、月もこんなに綺麗に見えます。